勃起力増強や早漏防止などを目的としてトレーニングするPC筋を知っている男性は少なくないでしょうが、PC筋同様の目的でトレーニングした方が良い部位には「BC筋」というものもあります。
PC筋と違ってあまり聞かないので知らない人も多いでしょう。
そこで、今回はBC筋およびトレーニングによって期待できる効果などについてまとめていきます。
実は、理想的なペニスに近づくためにはとても重要な部位なのです。
BC筋を鍛えると勃起力や射精の勢いが向上
BC筋の正式名称は「Bulbocavernosus Muscle」といい、日本語に訳すると「球海綿体筋」となります。
ペニスには、体の表面に露出している部分以外に体内に埋没している部分があるのですが、この根本を支える筋肉がBC筋です。
尿や精液を水鉄砲のように押し出すような働きをします。
勃起力向上や射精コントロールに効果的
BC筋にはペニスへと血液を送り込むポンプのような働きがあり、これを鍛えることでより大きく、硬く勃起できるようになります。
また、射精コントロールが可能になったり、射精時の快感が増したりという効果も期待できるといわれています。
ちなみにPC筋やBC筋は女性にもあります。
膣をキュッと絞めるために重要な筋肉で、男女とも充実した性生活を送るうえでは欠かせません。
BC筋トレーニングで増大効果が得られるの?
BC筋トレーニングによって勃起力の向上が見込めることはすでに書きましたが、この「勃起力が向上する」というのは、より多くの血液がペニスに流れ込んで硬く、大きく膨張するということであり、当然何もしていない状態と比べるとペニスサイズがアップしている可能性が高いです。
思春期に痛みを感じるほど勃起した経験がある男性は多いでしょうが、ちょうどそんな感じです。
「はち切れる!」と思えるくらいパンパンに勃起することで膨張率のキャパが増加していき、それに伴い徐々に海綿体や毛細血管がサイズ感に合うよう成長していきます。
ポンプ機能向上による一時的なサイズアップはトレーニング後比較的すぐに体感できるようになり、ペニスの根本的なサイズアップは数週~数か月を掛けて少しずつ実感できるようになるといわれます。
BC筋トレーニング:基本はPC筋トレと同じでOK!
PC筋は肛門の周辺からペニスの根元まで広がる筋群で、BC筋はペニスの根元をぐるりと覆っている筋群です。
たとえば上腕二頭筋(力こぶ)は意識してある程度自由に動かすことができると思いますが、PC筋とBC筋をそれぞれ別に動かすのは容易ではないでしょう。
どちらか一方を動かそうとするともう一方も連動してしまうかと思いますが、要するにどちらも一緒に鍛えられるわけです。
肛門をキュッと絞めて10秒キープ!
PC筋トレーニングの方法を検索すればすぐに見つかる「肛門を5~10秒間隔で締める、緩めるを繰り返す」という方法は、そのままBC筋トレーニングとしても効果が期待できます。
肛門をキュッと締め上げて10秒キープし、ふっと緩めて再び締め上げるという動きを10回1セットとし1日4セット程度行うと、数週間ほどで効果が実感できるようになるでしょう。
広めのスタンスで行うスクワット
下半身強化というとスクワットが有名ですが、当然PC筋およびBC筋トレーニングにも効果的です。
ただ、最もオーソドックスなスクワットは太ももの表側(大腿四頭筋)を鍛える効果が高いため、内転筋をより効率よく鍛えるために「ワイドスクワット」を行いましょう。
両足を肩幅よりも広く開き、両足のつま先を外側に向けて立ちます。
目線はまっすぐ前に向け、胸を張って背筋を伸ばした状態でゆっくりと腰を下ろしていき、太ももが水平になるところまで下りたらゆっくりと立ち上がります。
ちょうど力士が「四股」(しこ)を踏むような姿勢です。
勢いをつけて行うと効果が半減してしまうので、必ずゆっくりと太ももの内側やお尻の筋肉を意識(肛門をキュッと!)して行いましょう。
BC筋トレーニングは場所を選ばない!
スクワットは場所によっては制限されてしまいますが、肛門を絞めたり緩めたりするトレーニングはいつでもどこでも実践できます。
朝ご飯を食べながら、通勤中の電車で、仕事中や休憩中はもちろん恋人と一緒にいる時間も常にトレーニングチャンスです。
ふと気づいたときに行うだけでも1日通して考えれば相当な回数になるでしょうから、意識して行うと良いでしょう。